今回は、和歌山加太の無人島「友ヶ島」で夏の自給自足キャンプをした時の体験談の記事を書きます。
暑くて熱中症になりそうでしたが、なんとか無事に帰ってくることができました。(笑)
夏の友ヶ島で自給自足キャンプ
友ヶ島は和歌山加太にある無人島です。
実際には友ヶ島という島ではなく、地ノ島、神島、沖ノ島、虎島を総称して友ヶ島と呼ぶそうです。
友ヶ島は、第二次世界大戦の終戦まで、外国からの侵入を阻止するための要塞として利用されていた場所です。
その為、島内にはたくさんの砲台跡や弾薬庫の跡が残っています。
レンガ造りの戦争遺跡は、ジブリで有名な天空の城ラピュタのイメージと似ている為、写真が趣味の人たちや、コスプレイヤー等の間で人気のスポットとなっているようです。
そんな魅力ある友ヶ島へ、今回は一泊二日のキャンプへ行ってきました。
加太港から友ヶ島汽船で出発
友ヶ島へは、和歌山市の加太港から友ヶ島汽船を利用して行きます。
大人2000円・子供1000円で往復利用が可能です。
手荷物は一人につきひとつまでなら無料ですが、それ以外で持ち込み荷物がある場合は重さに応じた別料金が必要です。
ひとつなら無料ということで、必死に荷物をひとつになるようにまとめようとしましたが、もちろん収まりきらなかったので、仕方なく別料金を払って行くことにしました。
実際は厳密に重さを計ったりするわけではなく、ざっくりと目で見て判断をされていました。
筆者はキャンプに使うテントやクーラーボックスも持っていたのですが、別料金は200円だけで済ませて貰いました。
夏の友ヶ島へは観光客がいっぱいで、船の乗り待ち列がいっぱいでした。
ほとんどが日帰りの観光客で、キャンプで訪れている方はごく少数でした。
友ヶ島には、友ヶ島汽船に乗って約20分程度で到着です。
荷物が多いとキャンプ場まで運搬が大変
友ヶ島には、「南垂水広場キャンプ場」と「池尻広場キャンプ場」の2つのキャンプ場があります。
どうやら「南垂水広場キャンプ場」でキャンプする人の方が多く、キャンプ場としても充実しているようだったので、今回は「南垂水広場キャンプ場」でキャンプすることにしました。
友ヶ島汽船を降りてからキャンプ場まで約1キロほど歩きますが、この道が山道で道もデコボコしている為、なかなかしんどいです・・・
普通に歩くだけでもしんどいですが、なんと言ってもキャンプ用のテントやクーラーボックスを抱えているので、更にしんどかったです。
リアカーを持参されている方も居ましたが、山道で階段の登り降りもあるので、あまり意味がないと思われます。
キャンプ場に到着して、テントを設営しました。
設営とは言っても、筆者は本格的なテント設営はしたことはなく、ワンタッチテントで楽々設営です。
キャンプ初心者にはワンタッチテントはとても楽チンでオススメです!
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釣りやモリ突きで食料調達
今回は事前の打ち合わせで、「極力自分たちで食材調達して自給自足でキャンプしよう!」と決めていたので、友ヶ島で釣りやモリ突きをして食材を調達します。
さすがに木の実や山菜に手をつける勇気はなかったので、魚だけです(笑)
モリ突きは友ヶ島汽船の人に聞くと、「貝やウニを獲らずに魚だけであればいい」とおっしゃっていました。
ちなみに筆者は泳げないので、モリ突きはしていません。海は怖いので入られる方は充分に注意して下さい。
モリ突きで大きめの魚をとってきてくれました。あまり詳しくないので種類がはっきり分からないですが、「ウマズラハギ」でしょうか・・・?口の形的にハギ系の魚だと思います。
同行者がモリ突きをしている間に、泳げない筆者は船着場の桟橋でサビキ釣りをしました。
お遊びレベルの釣りなので、釣竿とセットで売っているサビキセットを購入して持って行きました。
本格的に釣りを楽しみたいのでなければ、これで十分です(笑)
「キャンプ場まで遠い」、「船が来たら邪魔なので一時的に撤退しないといけない」というのが少し面倒ですが、釣りをされている方も結構いらっしゃいました。
タイミングよく小魚の群れが来てくれていたので、こちらも収穫有りでした。
魚は焼いて醤油・塩コショウで食べました。
写真は、自分たちで作ったカマドで焼いていますが、初心者なので、造りが下手くそすぎて火があまり通りませんでした(笑)
コンパクトタイプのバーベキューコンロを持って行っていたので、最終こっちに移して焼きました!
コンパクトなので、持ち運びも便利でオススメですよ!
自給自足と言いながらも、何も食べれないことを恐れて、「カップヌードル」だけ持参しました。
「それ自給自足じゃないやん」と思った方、ごめんなさい(笑)
ただ、キャンプでのカップラーメンって本当に最高に美味しいですよね。
友ヶ島内を散策
冒頭にも書きましたが、友ヶ島には戦争遺跡と言われるスポットがたくさんあります。
虫にビクビクしながら、友ヶ島内を散策してきました。
本当にジブリっぽいですね(笑)
都会ではなかなか見ることのできない、「無人島」って感じの場所でした!
ちなみに建物の中は真っ暗ですので、懐中電灯は必須です!
蜘蛛の巣があったり、コウモリもいるので、要注意です!
友ヶ島のタカノス展望台からの風景です。
なかなかの山道を登って行きますが、登りきったあとは絶景は最高でした!
アブやブヨ等の虫に注意!
友ヶ島は無人島で、なんの虫がいるかも分からなかったので、虫対策は厳重にしていきました。
行ってみると、やはりアブやブヨ等の虫が多いです。山道では、ハエなのかハチなのか分からないですが、ずっと耳に「ブンブン」と虫の羽音が聞こえてきて最悪でした。
効果があったのかどうかは分からないですが、特に虫刺されとかもなく帰ることができたので、虫除けに使った物をご紹介します。
一つ目が「パーフェクトポーション」
Amazonさんでも人気の虫除け商品で、効果大です!!
次に薬局やコンビニ等でも見かける「スキンベープ」
こちらはおなじみに虫除け商品なので、安価で安定しておすすめですね
蚊取り線香もあれば安心です。
暑さ対策!夏はとにかく暑い
夏はとにかく暑いです。友ヶ島は山道も多く、暑さで体力を奪われるので、熱中症には気をつけてください
こちらも虫除けと同様に筆者が持参した暑さ対策グッズをご紹介します。
まずは「ひんやりタオル」
水で濡らしてタオルをブンブン振り回すと、不思議なことに冷たくて気持ちいいタオルのできあがりです。
これは暑さ対策には最高のグッズかと思います。
次に「冷却スプレー」
こちらは局所的に冷やしたい時に使用します。
すぐに「キュッと」冷えるのでオススメです。
友ヶ島の星空が綺麗
友ヶ島はなんと言っても無人島なので、街灯はほとんどありません。
光害が少なく、夜になると星空がとても綺麗に見えます。
この日は運良く晴れてくれていたので、天の川も見ることができました。
まとめ
友ヶ島でのキャンプ体験談を書きました。
友ヶ島は「ラピュタ島」とも呼ばれ、過去の戦争遺跡のある観光客にとても人気のスポットです。
キャンプをする際は暑さや虫などには十分注意しなければなりませんが、キャンプのロケーションとしては最高のスポットです!
個人的には、春や秋にもう一度行ってみたいなと感じました。(夏はもういい)