京都の喫茶店、「前田珈琲 文博店」について写真付きでご紹介します。
前田珈琲文博店でカフェタイム
重要文化財の旧金庫室内に存在する喫茶店
前田珈琲文博店は、国の重要文化財「京都文化博物館別館」内の旧日本銀行京都支店の金庫室だった場所を使って、2014年2月4日にオープンされました。
京都文化博物館別館は旧日本銀行京都支店として使用されてきた建物であり、1988年より京都文化博物館別館として公開されています。
京都文化博物館別館は1906年に竣工され、明治を代表する洋風建築として1969年に国の重要文化財に登録されています。
外観・内装
赤レンガ造りの外観がとてもオシャレですね。
旧金庫室内にある喫茶店なので、とても重厚な扉が印象的です。
入り口の右横にはオシャレなライトが置いてありました。ここにお店の名刺も置いてありますよ。
内装はこんな感じです。
真ん中の大きな丸い机を囲むようにゆったり座れるソファ席と、レトロな雰囲気漂う赤い椅子の席があります。
外にはテラス席あり
外にはテラス席も用意されていました。
この日は寒かったこともあり、テラス席で珈琲を楽しんでいる人の姿は見かけませんでした。
テラス席もとてもオシャレでしたので、春や夏などの暖かい時期はぜひテラス席も利用してみて下さい。
オススメは明治天皇の朝食セット
いろいろなメニューがありましたが、その中から今回は、「明治天皇の朝食セット」と「かぼちゃとクリームチーズのタルト」を注文しました。
「明治天皇の朝食セット」はカフェオレと麩(ふ)まんじゅうのセットです。
文博店の看板メニューであり、この日来ていた他のお客様の多くもこの「明治天皇の朝食セット」を注文されていました。
このセットは、オキュパイド・ジャパン製の珍しいカップとお皿が使用されているのが特徴のひとつです。
このセットを注文されている他のお客さんを見てみると、みんなそれぞれカップやお皿のデザインが違っていました。
デザインには種類がいくつかあるようですね!
麩まんじゅうは、生麩がお好きだった明治天皇のご要望にこたえ、生麩にこしあんを入れてお納めしたのが始まりだと言われています。
明治天皇が朝食にお召しあがりになられたようで、「牛乳が少し入った色をした珈琲と共に麩まんじゅうが朝食に出されていた」との記録もあるそうです。
「かぼちゃとクリームチーズのタルト」はとても濃厚でマイルドな美味しいタルトでした。
店内販売もしている
店内では、珈琲やドレッシング、クッキーやパウンドケーキなど、店内で購入できるものもありましたので、来店された際にぜひ購入してみてください。
前田珈琲文博店の基本情報
営業時間
10:00~19:30(L.O.19:00)
定休日
月曜日(月曜祝日の場合は翌日定休)、京都文化博物館別館休館日
アクセス
京都市中京区東片町623-1
- 地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅より徒歩3分
- 阪急京都線「烏丸」駅より徒歩7分
まとめ
前田珈琲文博点は、前田珈琲の4店舗目となる店舗です。
国の重要文化財に登録されている京都文化博物館別館内に存在し、旧金庫室内にある歴史の深いカフェです。
レトロ感ただよう歴史ある由緒正しい建物で至福のひとときをぜひ味わってみてください。
前田珈琲は京都内に計8店舗あるそうで、それぞれの店舗ごとに雰囲気が全然違うと思いますので、ぜひお気に入りの店舗を探してみて下さい。